実際にこんな事件が起きています
2026年8月、東海地方に住む60歳代の男性のスマートフォンが、知らないうちに「詐欺SMSを送信するbot」にされていたことが報じられました。
男性のもとには、約1年前から「この電話番号から国税庁を名乗るSMSが届いた」という電話が約20件もかかってきました。
しかし、男性自身には詐欺SMSを送った覚えがありません。
調査の結果、男性のスマートフォンが不正なプログラムによって乗っ取られ、本人が操作していないのに、不特定多数の人へ詐欺SMSを自動送信していたことが判明しました。
しかも、スマートフォンにはSMSの送信履歴を残さないようにする細工まで施されていたとされています。
男性は以前から、携帯電話の通信料金が月1万円以上に増えていることを不審に思っていましたが、まさか自分のスマホが犯罪に利用されているとは考えていませんでした。
さらに、男性の電話番号はSNS上で「国税庁を名乗る詐欺SMSの送信元」として公開され、本人が知らないうちに**「詐欺をしている人」と誤解される二次被害**まで起きていました。
ここが怖いポイント
この事件で特に怖いのは、
「スマホが普通に使えるのに、裏では犯罪に利用されていた」
という点です。
つまり、スマホの画面に「乗っ取られました」と表示されるとは限りません。
知らないうちに自分の電話番号から詐欺SMSが送られ、自分自身が被害者であるにもかかわらず、加害者と誤解されてしまう可能性もあるのです。
では、いったいどうやってスマホは乗っ取られてしまうのでしょうか?
その仕組みを漫画で見てみましょう。
出典
読売新聞オンライン
「個人スマホ、bot化の標的に…乗っ取られ詐欺SMSを勝手に送信」
2026年8月23日掲載
参考・情報源
- 警察庁「フィッシング対策」
SMSやメールから偽サイトへ誘導するフィッシングの手口や対策について。
https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/countermeasures/phishing.html - 警察庁「サイバー空間をめぐる脅威の情勢等」
不正プログラムによるスマートフォンの悪用や、SMS送信などについて。
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/cybersecurity/ - 警視庁「フィッシングに騙されないために」
フィッシングSMSの仕組み、被害に遭った場合の対応、URLを安易に開かないなどの対策を解説。
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/cyber/notes/phishing.html - 警視庁「スマートフォン利用の注意点」
不正アプリやアプリのアクセス許可(権限)について注意喚起。
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/cyber/notes/sumaho_riyo.html - 警視庁「スマホで詐欺被害にあわないために。スマホ防犯教室」
フィッシングやスマートフォンのセキュリティ対策について解説。
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/cyber/joho/sumaho_bouhan.html - 読売新聞オンライン「個人スマホ、bot化の標的に…乗っ取られ詐欺SMSを勝手に送信」
2026年8月23日掲載。個人のスマートフォンが乗っ取られ、詐欺SMSの送信に悪用される実態について報道。
※本記事は、上記の公的機関・報道機関の情報を参考に、一般利用者向けに内容を整理・再構成したものです。


