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CP/M
CP/Mは、1970年代から1980年代初頭にかけて広く使用されていた、最初の標準的なオペレーティングシステムの1つです。CP/Mは、Control Program/Monitorの略称で、ゲイリー・キルドールによって開発されました。
CP/Mは、インテルの8080とZilogのZ80プロセッサを使用するコンピューター上で動作し、80文字×24行のテキスト画面で動作するコマンドラインインターフェースを備えていました。CP/Mは、シングルタスクオペレーティングシステムであり、1つのアプリケーションのみを実行することができました。
CP/Mは、主に個人用コンピューター向けに開発され、多数のハードウェアプラットフォーム上で動作することができました。さらに、CP/Mは、多数のアプリケーションソフトウェアや開発ツールが開発され、広く利用されました。しかし、1980年代中盤には、より先進的なオペレーティングシステムであるMS-DOSが登場し、CP/Mの人気は下降しました。
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BASIC
BASICは、ビギナーズ・オール・パーパス・シンボリック・インストラクション・コード(Beginners All-purpose Symbolic Instruction Code)の略称で、初心者向けのプログラミング言語です。1964年にダートマス大学で開発され、その後、PCの普及に伴い広く普及しました。
BASICは、英語に近い言語仕様で記述されるため、初心者でも簡単に学習することができます。また、構文がシンプルで読みやすく、プログラムの作成やデバッグが比較的容易です。初期のBASICでは、制御構造や関数が限られていたため、複雑なプログラムの開発には向かないとされましたが、後に開発されたバージョンでは、様々な機能が追加され、商用アプリケーション開発にも使用されるようになりました。
現在では、BASICの標準化団体である「The Basic Foundation」によって、多数のBASIC方言が開発され、広く使われています。しかし、BASICは古い言語であるため、現在はあまり利用されなくなってきています。
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PHP
PHPは、Webアプリケーション開発のために広く使用されるサーバーサイドのスクリプト言語です。1994年にRasmus Lerdorfによって開発され、現在はオープンソースプロジェクトとして開発が続けられています。
PHPは、HTMLに埋め込んで使用できることができ、データベースへの接続、ファイルのアップロード、セッション管理など、Webアプリケーション開発に必要な機能を簡単に実現できます。また、多くのWebサーバーで動作するため、広く普及しており、多数のオープンソースのCMS(コンテンツ管理システム)やフレームワークが提供されています。
PHPは、スクリプト言語のため、コンパイルが必要ないため、開発者が手軽に開発を行える点が魅力的です。また、多数のライブラリやフレームワークがオープンソースで提供されているため、開発者が簡単に利用することができます。しかし、その反面、コードの品質管理や保守性の向上が難しいという課題もあります。
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Ruby
Rubyは、高水準の動的なオブジェクト指向プログラミング言語です。1995年に日本のプログラマーであるまつもとゆきひろ(Matz)によって開発され、現在はオープンソースのプロジェクトとして開発が続けられています。
Rubyは、文法が簡潔で読みやすく、オブジェクト指向の概念が直感的に理解できるため、初心者にも扱いやすい言語として広く知られています。また、Ruby on RailsというWebアプリケーションフレームワークがあり、Web開発において高い生産性を実現することができます。
Rubyは、PerlやPythonなどのスクリプト言語と同様に、インタプリタ型言語であり、コンパイルが必要ないため、コードの変更が容易に行えます。また、Rubyはオープンソースの言語であり、多くのライブラリやフレームワークが提供されており、開発者が自由に使うことができます。