✅ NISA口座は、普通の証券口座とは別に「専用の非課税口座」として開設します。
ただし、実際には「まったく別の口座を作る」というよりも、
「普通の証券口座の中に、NISA用のサブ口座を追加する」という形です。
以下で順を追って説明します。
🏦 NISA口座の仕組み
| 種類 | 役割 | 税金 |
|---|---|---|
| 一般口座・特定口座 | 通常の株式・投資信託の取引用 | 売却益や配当に約20%の税金がかかる |
| NISA口座(非課税口座) | NISA制度を使うための専用口座 | 利益や配当が**非課税(0%)**になる |
📘 開設の流れ(例:ネット証券の場合)
-
まず証券会社に「総合証券口座(特定口座)」を開設します。
これが“普通の口座”にあたります。
👉 SBI証券・楽天証券・松井証券など、どこでも可。 -
そのあとで、同じ証券会社内で
**「NISA口座を申し込む」**という手続きをします。 -
証券会社が税務署に確認をとり、
問題なければ「その年のNISA口座」として利用開始できます。
🔐 注意点
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NISA口座は1人1つの金融機関でしか作れません。
たとえば「SBI証券でNISAを開いたら、楽天証券では開けない」ということです。
(翌年に金融機関の変更は可能です) -
NISA口座が開設されても、入金は普通口座から行います。
→ 普通口座にお金を入れてから、そこから「NISA枠で購入」を指定します。
💡 例:楽天証券の場合
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「楽天証券総合口座」を開設(通常取引用)
-
「NISA口座申込」を追加
-
税務署の審査(1~2週間)
-
承認されると、「つみたてNISA」または「一般NISA」枠で投資が可能になります
🧾 まとめ
| 質問 | 答え |
|---|---|
| NISA口座は普通口座と別? | ✅ 別の“非課税専用口座”として開設 |
| 普通口座が必要? | ✅ 必要(その中にNISAを追加する形) |
| 金融機関はいくつまで? | ✅ 1人1社のみ(年ごとに変更可能) |
| 手続き先 | ✅ 証券会社・銀行(ネットが便利) |
🏦 例:松井証券でのNISA口座開設手順
【ステップ1】松井証券の「総合口座」を開設する
まずは普通の証券取引口座(特定口座)を作ります。
NISA口座だけを単独では開けません。
🔹方法
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松井証券の公式サイト
👉 松井証券 口座開設ページ -
「無料で口座開設」ボタンをクリック
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スマホかパソコンから本人確認書類をアップロードします
🔹必要なもの
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マイナンバーカード or 通知カード+運転免許証
-
銀行口座(入金用)
【ステップ2】NISA口座を申込む
総合口座の開設が完了したら、次にNISA口座を追加します。
🔹手順
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松井証券のマイページ(ログイン画面)に入る
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メニューから「NISA口座申込」をクリック
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「新しいNISA口座を開設する」を選ぶ
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つみたて投資枠 or 成長投資枠を選ぶ(両方併用も可能)
🔹税務署の審査
松井証券から税務署に確認が行われます(1〜2週間ほど)。
→ 承認されると「NISA口座開設完了」のメールが届きます。
【ステップ3】入金と投資の開始
NISA口座が開設されたら、いよいよ投資ができます。
🔹やり方
-
松井証券の「総合口座」に入金
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買付時に「NISA枠で購入」を選択
-
投資信託・ETF・株などを購入します
※普通に買うと課税されます。必ず「NISA枠で買う」を選びましょう。
💡 松井証券のNISAの特徴(2025年版)
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| ✅ 手数料 | NISA口座は株式取引手数料が無料(恒久化) |
| ✅ 自動つみたて | 月100円から設定可能・日付指定OK |
| ✅ ポイント | 松井証券ポイントが貯まる(投信購入など) |
| ✅ サポート | NISA専用ダイヤルあり(平日8:30〜17:00) |
| ✅ 金融機関変更 | 他社NISA口座からの移管も対応可(書面手続き) |
📅 手続きにかかる日数の目安
| 手続き内容 | 所要期間 |
|---|---|
| 総合口座開設 | 約2〜3営業日 |
| NISA申込+税務署確認 | 約1〜2週間 |
| 合計 | 約10日前後で開始可能 |
✅ まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開設場所 | 松井証券公式サイトからオンライン |
| 必要書類 | マイナンバー・本人確認書類・銀行口座 |
| 審査期間 | 約1〜2週間 |
| 取引開始 | 「NISA枠で購入」を選択して非課税投資開始 |
「旧NISA」と「新NISA」は名前が似ていますが、仕組みがまったく進化しています。
2024年から始まった「新しいNISA」は、より使いやすく・一生使える制度になりました。
以下で、わかりやすく整理します。
🧭 まず結論
| 比較項目 | 旧NISA(〜2023年) | 新NISA(2024年〜) |
|---|---|---|
| 制度期間 | 有期限(終了済み) | 恒久制度(終わりなし) |
| 年間投資枠 | 最大120万円(一般) or 40万円(つみたて) | 最大360万円(つみたて120万+成長投資240万) |
| 非課税期間 | 一般5年/つみたて20年 | 無期限(売るまでずっと非課税) |
| 口座併用 | 不可(どちらか選択) | 併用可能(同時利用OK) |
| 生涯非課税限度額 | 上限なし(毎年枠リセット) | 1,800万円(再利用可) |
| 投資対象 | 一般:株・投信など つみたて:金融庁認定投信 |
成長投資枠:株・投信など つみたて枠:長期投信 |
| 金融機関変更 | 年1回可 | 年1回可(同様) |
🪴 わかりやすく言うと…
| 例え | 旧NISA | 新NISA |
|---|---|---|
| 非課税のしくみ | 「毎年新しい5年箱を作る」 | 「大きな1つの非課税箱を一生使える」 |
| 投資枠 | 毎年リセット | 積み上げ型+売却で再利用OK |
| 制度の終わり | あり(2023で終了) | なし(恒久) |
💰 新NISAの構造(2つの枠)
| 枠の名前 | 年間上限額 | 主な対象 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| つみたて投資枠 | 120万円 | 長期積立型の投資信託 | ドルコスト平均法向け |
| 成長投資枠 | 240万円 | 株式・ETF・投資信託など | 個別株・短中期投資にも対応 |
🧩 合計で年間最大 360万円 投資可能です。
また、一生涯での上限(非課税残高)は 1,800万円(うち成長枠1,200万円まで)です。
⏳ 非課税期間の違い(超重要)
| 旧NISA | 新NISA |
|---|---|
| 非課税期間は5年(一般)/20年(つみたて) | 無期限(売るまで非課税) |
| 期限が切れたら課税口座へ移す必要あり | 永続的に非課税で保有可能 |
👉 つまり「売らない限り税金がかからない」=ほったらかし投資に最適。
🧾 税金面の効果
例)株や投信の利益が20万円出た場合
| 区分 | 税金 |
|---|---|
| 通常の口座 | 約4万円(20.315%課税) |
| NISA口座 | 0円(完全非課税) |
🏦 松井証券での対応(2025年時点)
| 内容 | 詳細 |
|---|---|
| 新NISA口座 | 2024年1月以降自動で新制度へ移行 |
| 旧NISA残高 | 満了まで旧制度で管理(新枠へは移せない) |
| 投資対象 | 投信・ETF・国内株式が新制度対応 |
| 手数料 | NISA口座の株取引は無料(恒久) |
📚 まとめ
| ポイント | 旧NISA | 新NISA |
|---|---|---|
| 制度の期間 | 10年限定(終了) | 恒久化 |
| 非課税期間 | 最大20年 | 無期限 |
| 投資上限 | 年120万/40万 | 年360万(合計) |
| 併用 | 不可 | 可能 |
| 制度の目的 | 少額投資の普及 | 資産形成の長期支援 |
| 対応証券会社 | 松井・SBI・楽天など | 同様(すべて新制度対応) |

【重要】
もし超大国(中国・ロシア・USA等)が経済破綻したり、世界大戦のような大規模な紛争が発生した場合、株式市場などの金融資産は大暴落する可能性があります。いままさにその局面に来ています。その結果、ハイパーインフレが起これば、証券類や現金の価値は急激に下がり、紙くず同然になるおそれもあります。
そのため、ある程度の資金がある場合は、金(ゴールドは既に株価に比例して独歩高)や不動産(外国人が既に買いまくっている)など、実物資産への分散投資も検討しましょう。現金資産はインフレによって目減りするため、過度に現金だけを保有するのはかなりリスクがあります。
一方で、借入金が多い人にとっては、超インフレが起これば債務の実質的な価値が激減し、固定金利で借りていれば生活がずっと楽になります。(借金が天文学的なUSAの状況においてトランプ大統領も狙ってる気がします!?)
また、仮想通貨については、近い将来、量子コンピュータが実用化されると見られており、暗号技術が破られるリスクも指摘されています。暗号技術が破られるとその仮想通貨は無価値になります。
いずれにしても、あらゆる資産運用にはリスクが伴うため、十分に理解した上で慎重に行ってくださいね!



