EXCELの関数 よく使われるもの200個

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EXCELの関数とは?

Excelの関数とは、特定の計算や作業を手軽に実行するために用意されたあらかじめ設定された計算式のことです。関数を活用することで、複雑な計算やデータの処理をスムーズに進めることができます。数学の関数は難しく感じることが多いですが、Excelの関数は面倒な計算をワンクリックで済ませられる便利な仕組みなので、必要なものだけ覚えれば大いに役立ちます。
Excelの関数は、セルに入力することで使用でき、以下のような形式で記述します:

=関数名(引数1, 引数2, ...)

  • 関数名:実行したい操作の名前(例:SUM、AVERAGEなど)。
  • 引数(ひきすう):関数に渡すデータやセル範囲(例:数値やセルの範囲)。

関数の特徴

  1. 効率化:手動で計算する必要がなく、関数を使うだけで自動的に結果を得られる。
  2. 柔軟性:数値計算だけでなく、文字列操作や日付処理、条件分岐など多様な用途に対応。
  3. 再利用性:一度設定すれば、データが変わっても自動的に再計算される。

代表的な関数の例

1. 数学系の関数

  • SUM:指定した範囲の合計を計算する。

    =SUM(A1:A10) // A1からA10の合計

  • AVERAGE:指定した範囲の平均値を計算する。

    =AVERAGE(B1:B10) // B1からB10の平均

2. 条件分岐の関数

  • IF:条件に応じて異なる値を返す。

    =IF(A1>10, "大きい", "小さい") // A1が10より大きければ「大きい」、そうでなければ「小さい」

3. 文字列操作の関数

  • CONCAT:複数の文字列を結合する。

    =CONCAT(A1, B1) // A1とB1の文字列を結合

  • LEN:文字列の長さを返す。

    =LEN(A1) // A1の文字数を返す

4. 日付・時刻の関数

  • TODAY:現在の日付を返す。

    =TODAY() // 今日の日付

  • DATEDIF:2つの日付の差を計算する。

    =DATEDIF(A1, B1, "D") // A1とB1の日付の差を日数で返す

5. 検索・参照の関数

  • VLOOKUP:指定した値を範囲内で検索し、対応する値を返す。

    =VLOOKUP(1001, A1:C10, 2, FALSE) // 1001をA1:C10で検索し、2列目の値を返す

  • INDEX:指定した範囲の中から特定の位置の値を返す。

    =INDEX(A1:C10, 2, 3) // A1:C10の2行目3列目の値を返す


関数を使うメリット

  1. 作業の効率化:手作業で行う計算や処理を自動化できる。
  2. ミスの軽減:計算ミスや入力ミスを防ぐことができる。
  3. データの動的更新:データが変更されても、関数が自動的に再計算してくれる。

関数ベスト200

数値関数

番号 関数名 機能説明 用例
1 SUM 指定した範囲またはセルの値を合計します。 =SUM(A1:A10)
2 AVERAGE 指定した範囲またはセルの値の平均を計算します。 =AVERAGE(A1:A10)
3 COUNT 指定した範囲またはセルに含まれる数値の数を数えます。 =COUNT(A1:A10)
4 MAX 指定した範囲またはセルの最大値を返します。 =MAX(A1:A10)
5 MIN 指定した範囲またはセルの最小値を返します。 =MIN(A1:A10)
6 ABS 絶対値を返します。 =ABS(-10) 返値:10
7 ROUND 数値を指定した小数点以下の桁数に丸めます。 =ROUND(3.14159, 2) 返値:3.14
8 INT 数値の小数部分を切り捨てます。 =INT(3.14) 返値:3
9 MOD 除算の剰余を返します。 =MOD(10, 3) 返値:1
10 POWER 数値を指定した乗数に累乗します。 =POWER(2, 3) 返値:8
11 SQRT 数値の平方根を返します。 =SQRT(16) 返値:4
12 RAND 0から1の間の乱数を返します。 =RAND() 返値:例えば、0.73214
13 RANDBETWEEN 指定した範囲内の整数の乱数を返します。 =RANDBETWEEN(1, 100) 返値:例えば、45
14 ROUNDUP 数値を指定した小数点以下の桁数に切り上げます。 =ROUNDUP(3.14159, 2) 返値:3.15
15 ROUNDDOWN 数値を指定した小数点以下の桁数に切り捨てます。 =ROUNDDOWN(3.14159, 2) 返値:3.14
16 CEILING 数値を指定した倍数に切り上げます。 =CEILING(4.1, 0.5) 返値:4.5
17 FLOOR 数値を指定した倍数に切り捨てます。 =FLOOR(4.5, 0.5) 返値:4
18 SUMIF 条件を満たすセルの値を合計します。 =SUMIF(A1:A10, ">5") 返値:B列のA列で5より大きい値の合計
19 SUMIFS 複数の条件を満たすセルの値を合計します。 =SUMIFS(B1:B10, A1:A10, ">5", C1:C10, "=Yes") 返値:A列で5より大きく、C列でYesのB列の合計
20 AVERAGEIF 条件を満たすセルの値の平均を計算します。 =AVERAGEIF(A1:A10, ">5") 返値:A列で5より大きい値の平均
21 AVERAGEIFS 複数の条件を満たすセルの値の平均を計算します。 =AVERAGEIFS(B1:B10, A1:A10, ">5", C1:C10, "=Yes") 返値:A列で5より大きく、C列でYesのB列の平均
22 COUNTIF 条件を満たすセルの数を数えます。 =COUNTIF(A1:A10, ">5") 返値:A列で5より大きいセルの数
23 COUNTIFS 複数の条件を満たすセルの数を数えます。 =COUNTIFS(A1:A10, ">5", B1:B10, "=Yes") 返値:A列で5より大きく、B列でYesのセルの数
24 MAXIFS 複数の条件を満たすセルの最大値を返します。 =MAXIFS(A1:A10, B1:B10, ">5", C1:C10, "=Yes") 返値:A列で5より大きく、C列でYesの最大値
25 MINIFS 複数の条件を満たすセルの最小値を返します。 =MINIFS(A1:A10, B1:B10, ">5", C1:C10, "=Yes") 返値:A列で5より大きく、C列でYesの最小値
26 SUMPRODUCT 行列の積の和を計算します。 =SUMPRODUCT(A1:A3, B1:B3) 返値:A列とB列の積の和
27 SUBTOTAL サブトータルを計算します。 =SUBTOTAL(9, A1:A10) 返値:A列の合計
28 AGGREGATE サブトータルや集計を計算します。 =AGGREGATE(1, 6, A1:A10) 返値:A列の平均値(エラー値を無視)
29 SMALL 指定した範囲内でn番目に小さい値を返します。 =SMALL(A1:A10, 2) 返値:A列の2番目に小さい値
30 LARGE 指定した範囲内でn番目に大きい値を返します。 =LARGE(A1:A10, 2) 返値:A列の2番目に大きい値
31 RANK.AVG 指定した範囲内での値の順位を返します。 =RANK.AVG(A2, A1:A10) 返値:A2の値の順位
32 PERCENTILE.EXC 指定した範囲内でのパーセンタイルを返します。 =PERCENTILE.EXC(A1:A10, 0.75) 返値:A列の75パーセンタイル
33 PERCENTILE.INC 指定した範囲内でのパーセンタイルを返します。 =PERCENTILE.INC(A1:A10, 0.75) 返値:A列の75パーセンタイル
34 QUARTILE.EXC 指定した範囲内での四分位数を返します。 =QUARTILE.EXC(A1:A10, 2) 返値:A列の第2四分位数
35 QUARTILE.INC 指定した範囲内での四分位数を返します。 =QUARTILE.INC(A1:A10, 2) 返値:A列の第2四分位数
36 MEDIAN 指定した範囲内での中央値を返します。 =MEDIAN(A1:A10) 返値:A列の中央値
37 MODE.SNGL 指定した範囲内で最も頻出する値を返します。 =MODE.SNGL(A1:A10) 返値:A列で最も頻出する値
38 STDEV 指定した範囲内での標準偏差を返します。 =STDEV(A1:A10) 返値:A列の標準偏差
39 STDEVP 指定した範囲内での母集団の標準偏差を返します。 =STDEVP(A1:A10) 返値:A列の母集団の標準偏差
40 VAR 指定した範囲内での分散を返します。 =VAR(A1:A10) 返値:A列の分散
41 VARP 指定した範囲内での母集団の分散を返します。 =VARP(A1:A10) 返値:A列の母集団の分散

テキスト関数

番号 関数名 機能説明 用例
42 CONCATENATE 複数の文字列を結合します。 =CONCATENATE("Hello", " ", "World") 返値:Hello World
43 LEFT 文字列の左側から指定した数の文字を取得します。 =LEFT("Hello", 2) 返値:He
44 RIGHT 文字列の右側から指定した数の文字を取得します。 =RIGHT("Hello", 2) 返値:lo
45 MID 文字列の中間から指定した数の文字を取得します。 =MID("Hello", 2, 3) 返値:ell
46 LEN 文字列の長さを返します。 =LEN("Hello") 返値:5
47 UPPER 文字列を大文字に変換します。 =UPPER("hello") 返値:HELLO
48 LOWER 文字列を小文字に変換します。 =LOWER("HELLO") 返値:hello
49 PROPER 文字列の先頭文字を大文字にし、他の文字を小文字に変換します。 =PROPER("hello world") 返値:Hello World
50 TRIM 文字列の前後の空白を削除します。 =TRIM(" Hello World ") 返値:Hello World(空白なし)
51 FIND 文字列内で指定した文字列を検索し、最初に見つかった位置を返します。 =FIND("o", "Hello") 返値:5
52 SEARCH 文字列内で指定した文字列を検索し、最初に見つかった位置を返します
(大文字と小文字を区別しません)。
=SEARCH("o", "Hello") 返値:5
53 REPLACE 文字列内の指定した部分を別の文字列で置換します。 =REPLACE("Hello", 2, 3, "XXX") 返値:HXXXo
54 SUBSTITUTE 文字列内の指定した文字列を別の文字列で置換します。 =SUBSTITUTE("Hello", "e", "a") 返値:Halla
55 TEXT 数値を指定した形式の文字列に変換します。 =TEXT(1234.56, "¥#,##0.00") 返値:¥1,234.56
56 VALUE 文字列を数値に変換します。 =VALUE("1234") 返値:1234
57 CHAR ASCIIコードから文字を返します。 =CHAR(65) 返値:A
58 CODE 文字からASCIIコードを返します。 =CODE("A") 返値:65
59 UNICHAR Unicode文字を返します。 =UNICHAR(97) 返値:a
60 UNICODE Unicode文字のコードを返します。 =UNICODE("a") 返値:97
61 CLEAN テキストから非表示文字を削除します。 =CLEAN("Hello World") 返値:Hello World(非表示文字を削除)
62 EXACT 2つの文字列が完全に一致するかどうかを判定します。 =EXACT("Hello", "Hello") 返値:TRUE
63 FIXED 数値を指定した形式の文字列に変換します。 =FIXED(1234.56, 2, FALSE) 返値:1234.56
64 REPT 文字列を指定した回数繰り返します。 =REPT("A", 5) 返値:AAAAA
65 T 文字列をテキストとして返します。 =T("Hello") 返値:Hello

日付と時間の関数

番号 関数名 機能説明 用例
66 TODAY 現在の日付を返します。 =TODAY() 返値:現在日付
67 NOW 現在の日付と時間を返します。 =NOW() 返値:現在日付と時間
68 DATE 年、月、日を指定して日付を返します。 =DATE(2023, 10, 5) 返値:2023-10-05
69 DAY 日付から日を取得します。 =DAY(DATE(2023, 10, 5)) 返値:5
70 MONTH 日付から月を取得します。 =MONTH(DATE(2023, 10, 5)) 返値:10
71 YEAR 日付から年を取得します。 =YEAR(DATE(2023, 10, 5)) 返値:2023
72 HOUR 時間から時を取得します。 =HOUR(TIME(14, 30, 0)) 返値:14
73 MINUTE 時間から分を取得します。 =MINUTE(TIME(14, 30, 0)) 返値:30
74 SECOND 時間から秒を取得します。 =SECOND(TIME(14, 30, 30)) 返値:30
75 DATEVALUE 日付を表す文字列を日付値に変換します。 =DATEVALUE("2023-10-05") 返値:2023-10-05
76 TIMEVALUE 時間を表す文字列を時間値に変換します。 =TIMEVALUE("14:30:00") 返値:14:30:00
77 DATEDIF 2つの日付の差を計算します。 =DATEDIF(DATE(2023, 1, 1), DATE(2023, 10, 5), "m") 返値:9(月数)
78 NETWORKDAYS 2つの日付の間の営業日数を計算します。 =NETWORKDAYS(DATE(2023, 10, 1), DATE(2023, 10, 10)) 返値:7(週末を除く営業日数)
79 WORKDAY 指定した日から指定した営業日数後の日付を返します。 =WORKDAY(DATE(2023, 10, 5), 3) 返値:2023-10-10(週末を除く)
80 EDATE 指定した日から指定した月数後の日付を返します。 =EDATE(DATE(2023, 10, 5), 1) 返値:2023-11-05
81 EOMONTH 指定した日の月の最後の日を返します。 =EOMONTH(DATE(2023, 10, 5), 0) 返値:2023-10-31
82 YEARFRAC 2つの日付の間の年数を返します。 =YEARFRAC(DATE(2023, 1, 1), DATE(2023, 10, 5)) 返値:0.739(年数)
83 WEEKDAY 日付から曜日を返します。 =WEEKDAY(DATE(2023, 10, 5)) 返値:5(木曜日)
84 WEEKNUM 日付から年の何週目かを返します。 =WEEKNUM(DATE(2023, 10, 5), 2) 返値:40(年の40週目)
85 DAYS 2つの日付の間の日数を計算します。 =DAYS(DATE(2023, 10, 5), DATE(2023, 1, 1)) 返値:277
86 TIME 時、分、秒を指定して時間を返します。 =TIME(14, 30, 0) 返値:14:30:00

論理関数

番号 関数名 機能説明 用例
87 IF 条件に基づいて異なる値を返します。 =IF(A1 > 5, "Large", "Small") 返値:A1の値が5より大きい場合は”Large”、それ以外は”Small”
88 AND すべての条件が真であるかどうかを判定します。 =AND(A1 > 5, B1 = "Yes") 返値:A1が5より大きく、B1が”Yes”の場合TRUE
89 OR いずれかの条件が真であるかどうかを判定します。 =OR(A1 > 5, B1 = "Yes") 返値:A1が5より大きいか、B1が”Yes”の場合TRUE
90 NOT 論理値を反転します。 =NOT(A1 > 5) 返値:A1が5より大きくない場合TRUE
91 TRUE 常に真を返します。 =TRUE() 返値:TRUE
92 FALSE 常に偽を返します。 =FALSE() 返値:FALSE
93 IFERROR エラーが発生した場合に指定した値を返します。 =IFERROR(A1/B1, "Error") 返値:B1が0の場合”Error”、それ以外はA1/B1
94 IFNA #N/Aエラーが発生した場合に指定した値を返します。 =IFNA(VLOOKUP(A1, A2:B10, 2, FALSE), "Not Found") 返値:VLOOKUPが#N/Aの場合”Not Found”
95 SWITCH 複数の値と対応する結果を評価します。 =SWITCH(A1, 1, "One", 2, "Two", "Other") 返値:A1が1の場合”One”、2の場合”Two”、それ以外”Other”
96 XOR 排他的論理和を計算します。 =XOR(TRUE, FALSE) 返値:TRUE

検索と参照の関数

番号 関数名 機能説明 用例
97 VLOOKUP 垂直方向に値を検索し、対応する値を返します。 =VLOOKUP(A1, A2:B10, 2, FALSE) 返値:A1の値がA列に見つかった場合、同じ行のB列の値
98 HLOOKUP 水平方向に値を検索し、対応する値を返します。 =HLOOKUP(A1, A2:B10, 2, FALSE) 返値:A1の値がA行に見つかった場合、同じ列のB行の値
99 INDEX 指定した範囲から特定の行と列の値を返します。 =INDEX(A1:B10, 2, 2) 返値:A1:B10の2行目2列目の値
100 MATCH 指定した範囲内で値を検索し、相対的な位置を返します。 =MATCH(A1, A2:A10, 0) 返値:A1の値がA2:A10に見つかった位置
101 OFFSET 指定したセルからオフセットされた範囲を返します。 =OFFSET(A1, 1, 0) 返値:A1から1行下のセル値
102 INDIRECT 文字列として指定されたセル参照を参照します。 =INDIRECT("A1") 返値:A1の値
103 ROW セルの行番号を返します。 =ROW(A1) 返値:1
104 COLUMN セルの列番号を返します。 =COLUMN(A1) 返値:1
105 ADDRESS 行と列の番号からセルのアドレスを返します。 =ADDRESS(1, 1) 返値:A\1
106 AREAS 指定した範囲内の領域の数を返します。 =AREAS(A1:B10) 返値:A1:B10の領域数
107 COLUMNS 指定した範囲内の列の数を返します。 =COLUMNS(A1:B10) 返値:2
108 ROWS 指定した範囲内の行の数を返します。 =ROWS(A1:B10) 返値:10
109 CHOOSE 指定した引数の中からインデックス番号に応じた値を返します。 =CHOOSE(2, "A", "B", "C") 返値:”B”
110 HYPERLINK 指定したURLにリンクを設定します。 =HYPERLINK("https://www.example.com", "Example") 返値:”Example”(クリックするとhttps://www.example.comに移動)
111 TRANSPOSE 行と列を入れ替えます。 =TRANSPOSE(A1:B2) 返値:A1:B2の行と列を入れ替えた範囲
112 FORMULATEXT セルのフォーミュラをテキストとして返します。 =FORMULATEXT(A1) 返値:A1のフォーミュラをテキストとして返す
113 LOOKUP 値を検索し、対応する値を返します。 =LOOKUP(A1, A2:B10) 返値:A1の値がA2:A10に見つかった場合、同じ行のB列の値

統計関数

番号 関数名 機能説明 用例
114 AVERAGEA 指定した範囲またはセルの値の平均を計算します(論理値とテキストを含む)。 =AVERAGEA(A1:A10) 返値:A1:A10の平均(論理値とテキストを含む)
115 COUNTA 指定した範囲またはセルに含まれる非空のセルの数を数えます。 =COUNTA(A1:A10) 返値:A1:A10の非空セル数
116 MAXA 指定した範囲またはセルの最大値を返します(論理値とテキストを含む)。 =MAXA(A1:A10) 返値:A1:A10の最大値(論理値とテキストを含む)
117 MINA 指定した範囲またはセルの最小値を返します(論理値とテキストを含む)。 =MINA(A1:A10) 返値:A1:A10の最小値(論理値とテキストを含む)
118 STDEVA 指定した範囲内での標準偏差を返します(論理値とテキストを含む)。 =STDEVA(A1:A10) 返値:A1:A10の標準偏差(論理値とテキストを含む)
119 STDEVPA 指定した範囲内での母集団の標準偏差を返します(論理値とテキストを含む)。 =STDEVPA(A1:A10) 返値:A1:A10の母集団の標準偏差(論理値とテキストを含む)
120 VARA 指定した範囲内での分散を返します(論理値とテキストを含む)。 =VARA(A1:A10) 返値:A1:A10の分散(論理値とテキストを含む)
121 VARPA 指定した範囲内での母集団の分散を返します(論理値とテキストを含む)。 =VARPA(A1:A10) 返値:A1:A10の母集団の分散(論理値とテキストを含む)
122 PERCENTILE.EXC 指定した範囲内でのパーセンタイルを返します。 =PERCENTILE.EXC(A1:A10, 0.75) 返値:A1:A10の75パーセンタイル
123 PERCENTILE.INC 指定した範囲内でのパーセンタイルを返します。 =PERCENTILE.INC(A1:A10, 0.75) 返値:A1:A10の75パーセンタイル
124 QUARTILE.EXC 指定した範囲内での四分位数を返します。 =QUARTILE.EXC(A1:A10, 2) 返値:A1:A10の第2四分位数
125 QUARTILE.INC 指定した範囲内での四分位数を返します。 =QUARTILE.INC(A1:A10, 2) 返値:A1:A10の第2四分位数
126 RANK.EQ 指定した範囲内での値の順位を返します。 =RANK.EQ(A2, A1:A10) 返値:A2の値の順位
127 PERCENTRANK.EXC 指定した範囲内でのパーセンタイル順位を返します。 =PERCENTRANK.EXC(A1:A10, A2) 返値:A1:A10内でA2のパーセンタイル順位
128 PERCENTRANK.INC 指定した範囲内でのパーセンタイル順位を返します。 =PERCENTRANK.INC(A1:A10, A2) 返値:A1:A10内でA2のパーセンタイル順位

財務関数

番号 関数名 機能説明 用例
129 PMT 定期的な支払いを計算します。 =PMT(0.05/12, 360, -100000) 返値:月々の支払い額
130 IPMT 定期的な利息支払いを計算します。 =IPMT(0.05/12, 1, 360, -100000) 返値:初月の利息支払い
131 PPMT 定期的な元本支払いを計算します。 =PPMT(0.05/12, 1, 360, -100000) 返値:初月の元本支払い
132 FV 将来価値を計算します。 =FV(0.05/12, 360, -500) 返値:将来価値
133 PV 現在価値を計算します。 =PV(0.05/12, 360, -500) 返値:現在価値
134 RATE 割合を計算します。 =RATE(360, -500, 100000) 返値:割合(月次)
135 NPER 支払い回数を計算します。 =NPER(0.05/12, -500, 100000) 返値:支払い回数
136 IRR 内部利回りを計算します。 =IRR(A1:A10) 返値:A1:A10の内部利回り
137 NPV 順現値を計算します。 =NPV(0.05, B1:B10) 返値:B1:B10の順現値
138 ACCRINT 受取利息を計算します。 =ACCRINT(DATE(2023, 1, 1), DATE(2023, 12, 31), 0.05, 100000, TRUE) 返値:受取利息
139 ACCRINTM 受取利息を計算します(月次)。 =ACCRINTM(DATE(2023, 1, 1), DATE(2023, 12, 31), 0.05, 100000) 返値:受取利息(月次)
140 DISC 割引率を計算します。 =DISC(DATE(2023, 12, 31), DATE(2023, 1, 1), 100000, 105000) 返値:割引率
141 AMORDEGRC フランス式の減価償却を計算します。 =AMORDEGRC(100000, DATE(2023, 1, 1), 0.05, 10, 5) 返値:フランス式減価償却
142 AMORLINC フランス式の線形減価償却を計算します。 =AMORLINC(100000, DATE(2023, 1, 1), 0.05, 10, 5) 返値:フランス式線形減価償却
143 DB 固定割合減価償却法を計算します。 =DB(100000, 1000, 10, 1) 返値:固定割合減価償却
144 DDB 加速度減価償却法を計算します。 =DDB(100000, 1000, 10, 1) 返値:加速度減価償却
145 SLN 直線減価償却法を計算します。 =SLN(100000, 1000, 10) 返値:直線減価償却
146 SYD 総額減価償却法を計算します。 =SYD(100000, 1000, 10, 1) 返値:総額減価償却
147 VDB 変則加速度減価償却法を計算します。 =VDB(100000, 1000, 10, 2, 1) 返値:変則加速度減価償却
148 XIRR 非定期的なキャッシュフローに基づく内部利回りを計算します。 =XIRR(A1:A10, B1:B10) 返値:A1:A10とB1:B10の非定期的なキャッシュフローに基づく内部利回り
149 XNPV 非定期的なキャッシュフローに基づく順現値を計算します。 =XNPV(0.05, A1:A10, B1:B10) 返値:A1:A10とB1:B10の非定期的なキャッシュフローに基づく順現値
150 FVSCHEDULE 変動する利率に基づく将来価値を計算します。 =FVSCHEDULE(100000, A1:A10) 返値:A1:A10の利率に基づく将来価値

データベース関数

番号 関数名 機能説明 用例
151 DGET データベース内の条件を満たすセルの値を返します。 =DGET(A1:C10, "Price", A2:A10) 返値:条件に一致するPrice列の値
152 DPRODUCT データベース内の条件を満たすセルの積を計算します。 =DPRODUCT(A1:C10, "Price", A2:A10) 返値:条件に一致するPrice列の積
153 DSTDEV データベース内の条件を満たすセルの標準偏差を計算します。 =DSTDEV(A1:C10, "Price", A2:A10) 返値:条件に一致するPrice列の標準偏差
154 DSTDEVP データベース内の条件を満たすセルの母集団の標準偏差を計算します。 =DSTDEVP(A1:C10, "Price", A2:A10) 返値:条件に一致するPrice列の母集団の標準偏差
155 DVAR データベース内の条件を満たすセルの分散を計算します。 =DVAR(A1:C10, "Price", A2:A10) 返値:条件に一致するPrice列の分散
156 DVARP データベース内の条件を満たすセルの母集団の分散を計算します。 =DVARP(A1:C10, "Price", A2:A10) 返値:条件に一致するPrice列の母集団の分散
157 DSUM データベース内の条件を満たすセルの値を合計します。 =DSUM(A1:C10, "Price", A2:A10) 返値:条件に一致するPrice列の合計
158 DAVERAGE データベース内の条件を満たすセルの値の平均を計算します。 =DAVERAGE(A1:C10, "Price", A2:A10) 返値:条件に一致するPrice列の平均
159 DCOUNTA データベース内の条件を満たす非空のセルの数を数えます。 =DCOUNTA(A1:C10, "Price", A2:A10) 返値:条件に一致するPrice列の非空セル数

情報関数

番号 関数名 機能説明 用例
160 CELL セルの情報を返します。 =CELL("contents", A1) 返値:A1の内容
161 INFO システム情報を返します。 =INFO("directory") 返値:現在のディレクトリ
162 ISFORMULA セルにフォーミュラが含まれているかどうかを判定します。 =ISFORMULA(A1) 返値:A1がフォーミュラの場合TRUE
163 ISLOGICAL セルが論理値であるかどうかを判定します。 =ISLOGICAL(A1) 返値:A1が論理値の場合TRUE
164 ISNONTEXT セルがテキストでないかどうかを判定します。 =ISNONTEXT(A1) 返値:A1がテキストでない場合TRUE
165 ISREF セルが参照であるかどうかを判定します。 =ISREF(A1) 返値:A1が参照の場合TRUE
166 NA #N/Aエラーを返します。 =NA() 返値:#N/A
167 TYPE セルのデータ型を返します。 =TYPE(A1) 返値:A1のデータ型
168 ERROR.TYPE エラーの種類を返します。 =ERROR.TYPE(A1) 返値:A1のエラー種類
169 ISERR セルがエラーであるかどうかを判定します。 =ISERR(A1) 返値:A1がエラーの場合TRUE
170 ISNUMBER セルが数値であるかどうかを判定します。 =ISNUMBER(A1) 返値:A1が数値の場合TRUE
171 ISTEXT セルがテキストであるかどうかを判定します。 =ISTEXT(A1) 返値:A1がテキストの場合TRUE
172 ISBLANK セルが空であるかどうかを判定します。 =ISBLANK(A1) 返値:A1が空の場合TRUE
173 ISERROR セルがエラーであるかどうかを判定します。 =ISERROR(A1) 返値:A1がエラーの場合TRUE
174 ISNA セルが#N/Aエラーであるかどうかを判定します。 =ISNA(A1) 返値:A1が#N/Aエラーの場合TRUE

エンジニアリング関数

番号 関数名 機能説明 用例
175 DEGREES ラジアンを度に変換します。 =DEGREES(PI()) 返値:180
176 RADIANS 度をラジアンに変換します。 =RADIANS(180) 返値:π
177 SIN サインを計算します。 =SIN(PI()/2) 返値:1
178 COS コサインを計算します。 =COS(0) 返値:1
179 TAN タンジェントを計算します。 =TAN(PI()/4) 返値:1
180 ASIN 逆サインを計算します。 =ASIN(1) 返値:π/2
181 ACOS 逆コサインを計算します。 =ACOS(1) 返値:0
182 ATAN 逆タンジェントを計算します。 =ATAN(1) 返値:π/4
183 ATAN2 二引数の逆タンジェントを計算します。 =ATAN2(1, 1) 返値:π/4
184 PI 円周率を返します。 =PI() 返値:π
185 COSH 双曲線コサインを計算します。 =COSH(0) 返値:1
186 SINH 双曲線サインを計算します。 =SINH(0) 返値:0
187 TANH 双曲線タンジェントを計算します。 =TANH(0) 返値:0
188 ASINH 逆双曲線サインを計算します。 =ASINH(1) 返値:約0.881
189 ACOSH 逆双曲線コサインを計算します。 =ACOSH(2) 返値:約1.317
190 ATANH 逆双曲線タンジェントを計算します。 =ATANH(0.5) 返値:約0.549
191 COT コタンジェントを計算します。 =COT(PI()/4) 返値:1
192 CSC コセカントを計算します。 =CSC(PI()/2) 返値:1
193 SEC セカントを計算します。 =SEC(0) 返値:1

マトリックス関数

番号 関数名 機能説明 用例
194 TRANSPOSE 行と列を入れ替えます。 =TRANSPOSE(A1:B2) 返値:A1:B2の行と列を入れ替えた範囲
195 MMULT 行列の積を計算します。 =MMULT(A1:B2, C1:D2) 返値:A1:B2とC1:D2の行列の積
196 MINVERSE 逆行列を計算します。 =MINVERSE(A1:B2) 返値:A1:B2の逆行列
197 DETERMINANT 行列式を計算します。 =DETERMINANT(A1:B2) 返値:A1:B2の行列式

ユーティリティ関数

番号 関数名 機能説明 用例
198 EVALUATE テキストとして指定された式を評価します。 =EVALUATE("2+2") 返値:4
199 FORMULATEXT セルのフォーミュラをテキストとして返します。 =FORMULATEXT(A1) 返値:A1のフォーミュラをテキストとして返す
200 FORMULA セルのフォーミュラを返します。 =FORMULA(A1) 返値:A1のフォーミュラ

データ搾取関数

番号 関数名 機能説明 用例
201 WEBSERVICE ウェブサービスからデータを取得します。 =WEBSERVICE("https://api.example.com/data") 返値:ウェブサービスからのデータ
202 FILTER フィルターを適用してデータを抽出します。 =FILTER(A1:B10, A1:A10 > 5) 返値:A列が5より大きい行のデータ

日付と時間の追加関数

番号 関数名 機能説明 用例
203 DAYS360 2つの日付の間の日数を360日基準で計算します。 =DAYS360(DATE(2023, 1, 1), DATE(2023, 12, 31)) 返値:360日基準の日数
204 HOUR 時間から時を取得します。 =HOUR(TIME(14, 30, 0)) 返値:14
205 MINUTE 時間から分を取得します。 =MINUTE(TIME(14, 30, 0)) 返値:30
206 SECOND 時間から秒を取得します。 =SECOND(TIME(14, 30, 30)) 返値:30

ファイナンス追加関数

番号 関数名 機能説明 用例
207 FVSCHEDULE 変動する利率に基づく将来価値を計算します。 =FVSCHEDULE(100000, A1:A10) 返値:A1:A10の利率に基づく将来価値
208 XIRR 非定期的なキャッシュフローに基づく内部利回りを計算します。 =XIRR(A1:A10, B1:B10) 返値:A1:A10とB1:B10の非定期的なキャッシュフローに基づく内部利回り
209 XNPV 非定期的なキャッシュフローに基づく順現値を計算します。 =XNPV(0.05, A1:A10, B1:B10) 返値:A1:A10とB1:B10の非定期的なキャッシュフローに基づく順現値

スペシャル関数

番号 関数名 機能説明 用例
210 HYPERLINK 指定したURLにリンクを設定します。 =HYPERLINK("https://www.example.com", "Example") 返値:”Example”(クリックするとhttps://www.example.comに移動)
211 SERIESSUM 時系列データの合計を計算します。 =SERIESSUM(A1:A10, B1:B10) 返値:A1:A10とB1:B10の時系列データの合計
212 CUBEVALUE 指定したキューブから値を取得します。 =CUBEVALUE("SalesData", A1) 返値:SalesDataキューブからA1の値に基づく値

 

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