プロローグ
――60歳オーバー、ノンリニア以前から来た男――
おぎさん(仮称)は、元テレビディレクター(すでに引退)。
かつては編集室にこもり、ビデオテープを巻き戻し、
「そこだ!今の頭3フレ!」などと叫んでいた世代です。
長年、映像の現場で培ってきたのは、
経験と勘、そして妙に鋭い“間”。
しかし本人は言います。
「今さら大きな投資はしたくない」
「老後の楽しみ程度に、小遣いが稼げればいい」
そんな控えめすぎる野望から、この実験は始まりました。
ノンリニア(=ビデオテープ)時代を生き抜いたディレクター(60歳over)が、
誰でもスマホで動画を作れる時代に、
果たして「経験と勘」だけで太刀打ちできるのか。
最大の見どころはココです。
なお、ご本人はスマホ操作も怪しい。
1stステップ|0日目:準備編
――お金はかけない、夢も盛らない――
スタート条件は、かなり現実的。
というか、かなりシビアである。
-
スタート資金:10万円しか使わない!
(増えない。誰も出してくれない) -
パソコン:本人が買う
動画編集にはそれなりの性能が必要だが、
新品を買えば、ここで企画は終了する。
よって結論はこうなる。
新品は無理。中古一択。
ちなみに、新品でも中古でも
作品の出来には直接関係ない。
問題は「作る人間の頭」である。
この予算だと、
・コスパが良いとは言いにくい
・だけど動く
・とにかく小さいシステム
でまず小銭を稼ぎ、
その後、スペックアップを狙う作戦になる。
正直な話、
スマホからスタートしても十分いける時代だ。
だが本人はスマホ操作に不慣れで、
パソコンが、理解できるギリギリのデジタル機器らしい。
構成(最低限)
-
パソコン
-
モニター
-
キーボード
-
マウス
初期セットアップは ピーシーライブ にて実施。
ここでつまずくと、
このレポートは初回で打ち切りになる。
今回の合言葉はこれ。
「最初から完璧を目指さない」
「動く環境を最低限そろえる」
無理はしない。
理想も語らない。
とにかく始める。
2ndステップ|稼ぐ方法を考える
――夢を語る前に現実を見る――
次にやるべきことは一つ。
「何で稼ぐか」を決める。
考えるポイントはこのあたり。
-
元テレビディレクターとしての強みは何か
-
今の時代に求められている動画とは何か
-
初心者でも受注しやすい仕事はどこにあるのか
ここで大切なのは、
「やりたいこと」ではなく
**「今できること」**に絞ること。
プライドは一旦、棚の上に置いておく。
3rdステップ|受注・売り込み
――仕事は待っていても来ない――
方向性が決まったら、実際に動く。
-
小さな仕事でもOK
-
単価より**「実績」優先**
-
まずは
-
クラウドサービス
-
知人・紹介
-
とにかく簡単な案件
-
ここで鍵になるのが
「元テレビディレクター」という肩書き。
使い方を間違えると
「昔はすごかった人」になる。
うまく使えば
「安心感のある人」になる。
紙一重である。
4thステップ|SNSに作品を上げる
――見えない仕事は、存在しない――
最後は、見える形に残す。
-
制作した動画をSNSに投稿
-
実績として公開
-
仕事につながる導線を作る
「売り込む」だけではなく、
自然に見つけてもらう仕組みを作る。
これが、
ノンリニア世代が
スマホ時代に生き残れるかどうかの分かれ道だ。




