録音 → 文字起こし → 整理 → 議事録完成、の流れで、iPhone と Android を分けて “やさしく” 手順を書きます。
(無料〜低コスト優先/難しい専門知識ナシ)
全体の流れ(共通)
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録音する(スマホの標準アプリでOK)
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文字起こし(自動でテキスト化)
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整える(話者名・見出し・要点)
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議事録テンプレに貼る(完成)
iPhoneでの方法
A. いちばん簡単(標準アプリだけ)
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録音
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アプリ:ボイスメモ
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開く → 赤い●ボタンで録音開始/停止 → タイトルを付ける
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ノイズ減:録音後、右上「…」→録音を編集→ノイズを低減をON(対応機種)
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自動文字起こし(対応機種向け)
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一部のiOSでは、ボイスメモ詳細に自動文字起こしが表示されます(対応のない場合は次のBへ)。
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表示されたテキストをコピー。
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整形
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メモアプリを開く → 新規メモ → 貼り付け
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1行目に会議名、2行目に日時・場所、3行目から本文
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発言者ごとに「Aさん:」「Bさん:」と付けると読みやすい
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自動文字起こしが出ない機種・iOSの場合は、Bの外部サービスを使うと楽です。
B. 正確さ重視(外部サービスを使う)
どれも操作は似ています。無料枠あり/日本語対応。
方法1:Googleドキュメントの音声入力(PC併用。無料)
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iPhoneの録音をボイスメモ → 共有 → ファイルに保存(.m4a など)
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PCでGoogleドライブにアップ → Googleドキュメントを開く
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メニュー**[ツール]→[音声入力]** → マイクを日本語に
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iPhoneで録音をスピーカー再生し、PCのマイクで拾わせてテキスト化
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完全自動アップロード型ではないが 無料 で長時間いける
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出来たテキストを整形して完成
方法2:Otter / Notta などの文字起こしアプリ(iPhone単体で完結)
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App Storeで Otter や Notta をインストール
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アプリを開き、録音を取り込む(またはアプリ内で直接録音)
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自動で文字起こし → 日本語を選択
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テキストをコピー/書き出し(Word/Googleドキュメント)
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議事録テンプレに貼って整える
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話者分離(だれが話したか判定)やタイムスタンプが付くのが利点
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方法3:Microsoft Word(Web版)の「音声による文字起こし」
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OneDriveに音声ファイル(m4a/mp3)をアップ
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Word Onlineを開く → ホーム > 音声 > 文字起こし
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ファイルを選ぶと自動でテキスト化 → 文書に挿入
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体裁を整える(見出し・箇条書き)
Androidでの方法
A. Pixelなら神アプリ(最短・高精度)
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**Recorder(レコーダー)**アプリを開く(Google Pixel標準)
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●で録音 → 停止
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画面下に自動文字起こしが表示 → エクスポート(テキスト/Word/Googleドキュメント)
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テンプレに貼って整える
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オフラインでも日本語文字起こしOK/話者分離・検索も強力
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B. Samsung/その他Android(標準アプリ+外部を併用)
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ボイスレコーダー(メーカー標準)で録音
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文字起こし方法(好みでどれか)
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Googleドキュメントの音声入力(PCで無料・上のiPhone B-1と同じ)
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Otter / Notta アプリに音声を取り込み → 自動文字起こし
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**Live Transcribe(音声文字変換)**アプリ(Google公式・無料)
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リアルタイム字幕に強い(保存はメモ程度)
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テキストを書き出し → 議事録テンプレに貼る
仕上げ方(共通の「整え」手順)
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タイトル行:会議名/回次(例:第10回〇〇会議)
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ヘッダー:日時、場所、出席者、欠席者、記録者
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議題ごとに見出しを付ける(議題1、議題2…)
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本文は箇条書き+太字で決定事項
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**ToDo(担当・期限)**を最後に一覧化
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次回予定(日時・場所)を明記
すぐ使える議事録テンプレ(コピペ用)
録音のコツ(仕上がりが大きく変わります)
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スマホは机の中央へ。マイクをふさがない
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話者から1m内を目安、可能なら会議室の雑音を減らす(空調・窓)
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しゃべる人は1人ずつ(かぶると誤変換が増える)
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長時間なら前半・後半でファイルを分ける(処理が軽くなる)
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重要ワードはゆっくり・はっきり繰り返す(固有名詞の誤字防止)
よくある質問
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Q. 無料で長時間やりたい → Googleドキュメントの音声入力(PC)を使う方法がコスト最小。
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Q. 話者ごとに分けたい → PixelのRecorder、またはOtter/Notta(話者分離に強い)。
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Q. セキュリティは? → 機密度が高い会議は、クラウド送信型のサービス利用可否をルール化。ローカル(Pixel Recorder等)中心がおすすめ。



