セキュリティについて

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パソコンとスマホのセキュリティについて

🔐 PINコードとパスワードの比較表

比較項目 PINコード パスワード
意味 個人識別番号(Personal Identification Number) サービスやアカウントの認証に使う秘密の文字列
構成 主に数字(例:4〜6桁) 英字・数字・記号を組み合わせた文字列(例:8文字以上)
使用場所 デバイス単位(例:スマホ、PC、ATMなど) インターネット上のサービスやアカウント(例:Gmailなど)
保存場所 デバイス内に保存(クラウドに送信されない) サーバーに保存されることが多い
セキュリティ特性 デバイスと結びついているため他人が使いにくい 複雑なものほど安全だが、漏洩や不正アクセスのリスクあり
利便性 短くて入力が簡単 長くて覚えるのが大変な場合がある
送信経路 ネットを介さずローカルで処理されることが多い インターネット経由で送信されることが多い

「生体認証(バイオメトリクス認証)」について、スマホパソコンに分けて詳しく説明します。


🔐 生体認証とは

「指紋」「顔」「虹彩(目の一部)」「声」「静脈」など、人間が本来持っている身体的・行動的特徴を使って本人確認を行う技術です。


📱 スマホの生体認証

認証方式 説明 メリット デメリット
指紋認証 指紋を登録して照合 速くて精度が高い。片手で操作可能。 手が濡れていると認識しにくい
顔認証 顔の特徴をカメラで認識 手を使わずロック解除できる マスクや帽子で認識しづらい。暗所に弱いことも
虹彩認証 目の虹彩パターンを読み取る(例:Galaxyの一部機種) 精度が高く、なりすましが困難 実装端末が少ない。メガネや光でエラーに
声紋認証 声の波形で本人を判別 ハンズフリーでも可能 騒音に弱い。声の変化で精度が下がる

主な用途

  • スマホのロック解除

  • アプリのログイン(銀行アプリ、SNSなど)

  • モバイル決済(Apple Pay, Google Pay, PayPay など)


💻 パソコンの生体認証

認証方式 説明 メリット デメリット
指紋認証 指紋センサー付きのノートPCで使用(例:ThinkPad, HP, Surfaceなど) 速くてセキュリティが高い 汚れや傷で失敗しやすい
顔認証(Windows Hello) 顔をWebカメラで認識 ログインが高速。手ぶらで可能 外部カメラが必要な場合もある
静脈認証 一部の企業向け端末やキーボードに搭載 高精度で偽造しにくい 高価で一般には普及していない

主な用途

  • OSへのログイン(Windows Helloなど)

  • 暗号化ファイルの解除

  • 社内システムやVPNの認証


🔄 スマホとパソコンの違いまとめ

比較項目 スマホ パソコン
主な認証方法 指紋・顔・虹彩・声 指紋・顔(Windows Hello)
用途 ロック解除、決済、アプリ ログイン、セキュリティ管理
利用頻度 毎日多数回 起動時や業務アプリ利用時
導入のしやすさ 標準搭載が多い 法人モデルに多い、個人ではやや限定的

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